うつ病

うつ病とは

私たちは、様々な精神的なストレスなどが積み重なり、無理を重ねた結果、心身のエネルギーが極端に低下してしまうこともあります。その状態が一過性であり、気分転換や睡眠などによって解消する場合は特に問題となりませんが、脳内の神経伝達物質の働きが悪くなり、正常な範囲を超えて落ち込んだ状態が続いてしまうことがあります。これがうつ病です。

うつ病は決して珍しい病気ではなく、日本人の場合、生涯有病率（これまでにうつ病となったことがある人の割合）は3～16％です（どこまで含めるのかによって幅があります）。欧米諸国では女性や若年者に多く見られますが、日本では若年者から中高齢者まで、男女を問わず見かけられます。

うつ病の主な症状

主な治療法

具体的な治療としては、休養、精神療法、薬物療法が基本となります。まず第一に、適度な休養を取り、うつ病から回復できるような環境を整えます。そのうえで精神療法、これはすなわちDrとの診察を指しますが、診察において個々の患者様の状態の評価を行い患者様の状況や環境に応じて最善の方向性を探ってゆく作業を指します。
必要に応じて抗うつ薬や睡眠薬、精神安定剤などの薬物療法を併用します。
臨床心理士によるカウンセリングが効果的な場合もあります。
当院ではさらにｒTMS（磁気刺激療法）という治療法も行っています。

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